アンジェス【4563】の株価と業績と配当金推移について考察してみた
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今回はアンジェス【4563】の株価・業績・配当について
考察したいと思います。
アンジェスは大阪大学の医学部、森下竜一教授創業の創薬ベンチャー企業です。
遺伝子治療薬を核に核酸医薬など開発を多彩に行っております。
- アンジェス【4563】の事業紹介
- アンジェス【4563】過去1年間&10年間の株価推移について
- アンジェス【4563】株主優待制度について
- アンジェス【4563】1株あたりの純利益・配当金の推移と主要指標について
- まとめ
アンジェス【4563】の事業紹介
パイプライン
難病・希少疾患や有効な治療法のない疾病を、遺伝子の力を用いて治療する遺伝子医薬（遺伝子治療や核酸医薬など）、およびDNAワクチンの研究開発を行っております。
HGF遺伝子治療製品
遺伝子治療とはある遺伝子を患者の体内に入れてその遺伝子からつくられるたんぱく質の働きによって病気を治す治療法です。
2019年世界で初めて製品化することに成功しました。
NF-kBデコイオリゴDNA
NF-κBは炎症や免疫が活性化する時、活性酸素などによる酸化ストレスなど の刺激が外部から与えられた時に、細胞が炎症反応や免疫反応を惹起させるため活性化する主 要な転写因子です。
高血圧DNAワクチン
高血圧DNAワクチンについては、血圧上昇作用を持つ体内物質である「アンジオテンシンⅡ」に対する抗体を体内で作り出し、その働きを抑えることで高血圧を治療することを目的に開発を進めています。
新型コロナウィルス予防用DNAワクチン
新型コロナウイルス感染症向けDNAワクチンは、SARS-CoV-2ウイルスの感染の足掛かりとなるタンパク質である、スパイクをコードするプラスミドDNAワクチンであり、感染の予防あるいは重症化の予防が期待されます。
アライアンス
ゲノム治療による難病治療
ゲノム編集とは、特定の塩基配列（ターゲット配列）のみを切断するDNA切断酵素（ヌクレアーゼ）を利用して、思い通りに遺伝子を改変する技術です。
アンジェスは米国(EmendoBio Inc.)の連結子会社化を行っております。
マイクロバイオーム事業
マイクロバイオームは、ヒト微生物叢のゲノムとそれが発現する遺伝子群および微生物叢とヒトの相互作用を含む広い概念を表しています。
この微生物叢とヒトは共生しており、ヒトの身体は微生物叢との集合体といえます。
近年では生活習慣の変化がマイクロバイオームの生理状態の変化を誘導しそれが各疾患の増加に関係しているとの報告があり、
菌を活用して医療やヘルスケアに役立てるための研究が行われています。
アンジェスはイスラエル(MyBiotics Phharma社)との資本提携を行っております。
診断事業（抗がん剤）
多種類の抗がん剤をごく少量ずつ一度に投与して、短時間（72時間以内）で、個々の患者ごとに最も有効な抗がん剤を選択するバーコードナノパーティクルを用いた診断ツールを開発している。
アンジェスはイスラエル(Barcode社)との資本提携を行っております。
アンジェス【4563】過去1年間&10年間の株価推移について
業績推移としては2019年12月期・2020年12月期の2期連続で減収減益となっております。
ワクチン開発で米ファイザーや英アストラゼネカに遅れをとったことや
米エメンドバイオの買収によるアンジェス株の需給悪化が懸念されたことによって株価が伸び悩んでいると思われる。
アンジェス【4563】株主優待制度について
2021年03月現在は株主優待制度はありません。
アンジェス【4563】1株あたりの純利益・配当金の推移と主要指標について
| PER | 赤字 |
| PBR | 3.82 |
| ROE |
赤字 |
| 予想配当利回り | 0% |
| 最終データ更新日 | 2021/3/7 |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はアンジェス【4563】について紹介致しました。
アンジェスは増資を繰り返しており、その度に株価が低迷しております。
業績の伸び悩みが今後の投資する判断を煽ることは間違いないと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。
